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[Radio] ペルセウス座流星群MS

2025年08月14日 18時 更新

ペルセウス座流星群 MS (メテオ スキャッタ)。この群、144MHzでは 実は昨年まで一度も交信成功できていなかった・・ (^^;)
しかし、今回 初めて 交信に成功したのである。これが次なる跳躍につながりますように。

144MHz 10el×2 仰角18度


MSとは なんぞや・・に ついては、次のURLを見てみてね。

hamlife.jp > ニュース *1

流星バースト通信


8月12日の夜からQRV。ざっくりとした経緯は以下のとおり。

21:47 CQ開始。144.440MHz MSK144 1st T/R15s Sh-ON。
21:56 RN0JJが当方のCQを受信。
23:14 RN0JJを呼んでいるJF4TGOを受信。当方から呼ぶもリターン無し。
23:26 JF4TGO当方のCQを受信。
23:57 RN0JJのCQを受信。当方から呼ぶもリターン無し。RN0JJはその後何度も受信。

00:14 7K2COLのCQを受信。当方から呼ぶもリターン無し。7K2COLはその後数回受信。
00:30 JK2XXKが当方を受信。
00:34 JA7KPI JK2XXK +10 を受信。
00:35 <JK2XXK JA7KPI> R-03 を送信。(Sh-ONでは 2つのコールサインがハッシュ化される)
00:49 <JA7KPI JK2XXK> RRR を受信。アキラメ寸前だった。(^^;)
00:50 <JK2XXK JA7KPI> 73 を送信。
00:56 JK2XXKが当方からの 73 を受信。20分以上かかったが、交信完全成立!
01:07 CQ停止 睡眠。

03:44 JH1NHKのCQを受信。
05:24 CQ再開。早起きしたものの・・
06:49 CQ停止。・・ボウズ。
07:14 JF6CTKのCQを受信。
07:39 JR5JEUのCQを受信。

デュアルピークの可能性があるので8月13日の夜もQRVしてみたが、何も受信できなかった。八王子流星電波観望所によれば、けっきょくデュアルピークは無かった。流星群の活動極大は 13日の03:30頃だったとのこと。

144MHzMSは12月のふたご座に期待するしかなさそう・・ CU on Geminids!



当方のアンテナは 10エレ八木宇田の2列スタックだが、ビーム幅が狭すぎるのかもしれない。以前使っていた 5エレシングルの方が良くデコードできたような気がする。

また、JK2XXKとの交信時、アンテナは ほぼダイレクトに向け、仰角は 18度くらいだった。XXK局のアンテナ仰角は15度だったそう。WSJT-XやMSHVに表示される『El』は XXK局のグリッド PM85RLを入力すると 16度とか18度と出るが*2、やはり この値に従うのが良いのだろうか? *3


MSHVとWSJT-XのMSK144のデコード性能比較については・・

どちらも同じくらいではないかと思われる。片方がデコードできて もう片方ができない ということはどちらにもある。頻度も同程度。

Sh-ONでは両方とも フェイク・デコードとなる場合がある。Xには MSHVの方が多いかな・・と書いたけれども、どっちもどっち という気もする。*4


144MHzの前に 50MHzでQRVし、あっさりと 4QSOできてしまったので ちょっと拍子抜けしてしまった。

特筆すべきは、BH4FUO。これは、MSによる 初の中国との交信であった。今回は 144MHzでもQRVしてくれた中国局がいたようだが、受信すらできず 残念至極。次回は 多くの中国局と交信できればと期待している。


なお、NHKによると『3日午前1時前に、いくつもの流れ星がほぼ同時に見られる』『クラスター現象が確認された』とのことだが、XXK師とのQSOが この頃だよなぁ・・ そういえば やたら良くデコードできたんだよなぁ・・ ま、関係ないかもしれんが。(^^;)

☆流星クラスター現象 ロマントピア天文台「銀河」による Xへの POST


*1 144MHzのMSについても 取り上げてほしいぞ。

*2 MSHVとWSJT-Xで値に少し違いが出る。

*3 50MHzのMSでは 5エレ2段スタックの位相を 逆相 にして 打ち上げ角を 高めに設定している。

*4 今回は WSJT-Xをメインとしたが、MSHVも同時起動させて比較した。

Tada/JA7KPI : 2025年08月13日(水)

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